慶尚北道栄州市文殊面水島里にあるムソム村は、安東の河回村、醴泉の回龍浦、寧越の仙岩村と清冷浦のように村の三方が水で囲まれています。洛東江の支流である乃城川と栄州川が交わりながら太白山と小白山を通り、村の三方を囲むように流れ、まるで陸地の中の島のようになっている、伝統を大切にしている村です。川辺には広い砂原が広がっており、その反対側には青々と生い茂る森があり美しい景観を誇ります。
ムソム村にある有名な国家遺産には海愚堂古宅と晩竹斎古宅があり、これらの他にも金圭鎮家屋や金渭鎮家屋など9つの国家遺産が慶尚北道文化遺産資料や民俗資料に指定されています。海愚堂古宅は、慶尚北道民俗資料に指定されており、ムソム村に入る水道橋を渡ってすぐ左側に見える家屋です。海愚堂は19世紀末に義禁府都事を務めた金楽豊が建てた家です。ムソム村でもう一つ見逃せない家屋は、慶尚北道民俗資料に指定されている晩竹斎古宅です。潘南朴氏の入郷祖である朴檖が1666年に建てた家で、ムソム村で最も古い韓屋です。
その他の見どころとしては、約350年間に渡りムソム村と川の向こう側を結んでいる一本橋(ウェナム橋)で...