仙遊洞渓谷(ソニュドンゲゴク)は聞慶八景のひとつに挙げられるところです。渓谷の始まり地点に鶴泉亭、終わり地点に七愚亭があり、渓谷の両側に広がる深い森と渓流を覆う松の木が、一層風情を演出しています。見どころとして、ヨンチュ洞には李縡(イ・ジェ)が建てた屯山精舍と李縡を追慕する後学たちが彼を称えて1906年に建てた鶴泉亭が、渓谷の下流端地点には義親王が名づけたという七愚亭が周辺の景観と調和を成しています。ここに散在する石刻文字のうち崔致遠が書いた「仙遊九曲」が有名です。仙遊九曲は川の湾曲部ごとに玉霞台、活清潭、洗心台、観爛潭などの景勝地があります。