その名にふさわしく素晴らしい風景が広がる天地淵(チョンジヨン)滝は粗面安山岩の奇岩絶壁が空高く聳える、まさに仙界へ入っていくかのように心を奪われてしまう風景の滝です。
天地淵渓谷には天然記念物に指定されたホルトノキ(胆八樹=韓国語で「タムパルス」)の自生地があるほかに、サイシュウバライチゴ、マツバラン(松葉蘭)などの珍しい植物が渓谷の両側にあります。
またスダジイ、クスドイゲ、ツバキなどの暖帯性植物が鬱蒼と生い茂り、森を形成し、天然記念物にも 指定・保護されています。
特にホルトノキはホルトノキ科の常緑喬木で、韓国では安徳(アンドク)渓谷、天帝淵(チョンジェヨン)、孝敦川(ヒョドンチョン)など済州道の南側の海岸やソッソム(島)、ムンソム(文島)などがその北限地です。
この天地淵暖帯林地帯にある散策路を1kmほど歩くと、雄壮な音を立てて水が落ちる滝に遭遇します。西帰浦港の入口から延々と続くオソンキルの道にはコクチナシ(小梔子)、王桜、クロフネツツジなどの美しい花々や趣のある飛び石の橋、森の至るところには憩いの場所もあり、デートコースにもおすすめ...